重度心身障害者とは、肢体不自由と知的障害のどちらもが重度で重複した状態である方のことを言い、その状態の子どものことを重度心身障害児と言います。
重度心身障害者とは、以下の状態の場合を言います。
・姿勢…ほとんど寝たままで、自力では起き上がることが困難な場合が多い
・移動…自力では困難であり、寝返りも難しい場合が多い
車椅子や座位などでの移動となる。
・排泄…知らせることが出来ない全介助や始末することが出来ないことが多い。
・食事…自分ですることは出来ず、誤嚥が起きやすい。
きざみ食や流動食の場合が多い。
・変形・拘縮…手や足が変形していたり拘縮、側弯や胸郭の変形を伴うことが多い
・筋緊張…極度に筋肉が緊張してしまい、思うように手足を動かすことが出来ない
・コミュニケーション…言語による理解・医意思伝達は困難であり、表現力は弱いが笑顔で答えることが出来る
・健康…肺炎、気管支炎をおこしやすく、70%以上の人がてんかん発作を持つために、常に健康が脅かされている。
痰の吸引が必要な方が多い。
(引用:社会福祉法人全国重度心身障害児(者)を守る会)