生活をしていく中で、切っても切り離せないものが「働く」ということです。
「働く」ということは、日常生活を送るために必要な賃金を得るということ以外にも、社会参加を行うことで、自立や生きがいを見つけるという大きな目的があります。
しかし、障害がある方は、様々な理由故に仕事に就くことが難しいケースが多く、また、職業に就いたとしても継続していくことが困難な場合があります。
障害のある方も継続して就労を行うために、就労に関する様々なサポートを行っていくサービスが職業リハビリテーションです。
職業リハビリテーションとは、国際労働期間(ILO)により、「職業リハビリテーションとは、継続的かつ総合的リハビリテーション家庭のうち、障害者が適当な職業の場を得、かつそれを継続できるようにするための職業サービス。例えば、職業指導、職業訓練、および選択的職業紹介を提供する部分を言う」と定義されています。
支援方法としては、就労を行うにあたり必要なスキルを高めるための職業訓練だけでなく、職業相談や職業評価、職業指導、職業紹介など、トータルサポートを行っていくのが大きな特徴です。
職業リハビリテーションを利用するのに、障害者手帳などは必要ありませんが、職業リハビリテーションを構成する支援に対して対象者が定められていますので、自分が利用したい支援が対象になっているかどうかを確認することが大切です。