EAPとは従業員支援プログラムのことで、メンタルヘルス不調の従業員を支援するプログラムのことで、社外の機関で行われます。
従業員は、自分の悩み等を社内の人に知られることなく、専門家に相談することが可能です。
元々はアメリカで、アルコール依存症や薬物依存症が深刻化してきた時に、EAPを発足しました。
EAPを行うことで、社員の抱える問題や職場の抱える人間関係等の問題を外部の相談機関や専門家に聞いてもらい、結果的に従業員のミスや事故、欠勤等が減少し、職場環境が改善され従業員の生産性が向上したと言われています。
EAPは従業員のみにメリットがあるのではなく、行う企業側にもメリットがあります。
企業にとっては外部に相談機能や診断機能を持つことで、個人情報の秘密保持が徹底でき、社内で体制を全部整えるよりもコストの削減にも繋がります。
さらに、EAPはメンタル問題の防止だけでなく、健康増進による生産性の向上やリスクマネジメント、医療費の削減、企業イメージの向上、組織の活性化等様々な問題解決に有効と言われています。
(引用：人事のミカタ『人事労災Q＆A』)