認知症とは、様々な原因をもって脳の神経細胞が破壊されたり減少してしまうことで、日常生活を送ることが困難になってしまうことを言います。
認知症には様々な種類がありますが、アルツハイマー型認知症が最も大奥、それ以外にも『脳血管性認知症』や『レビー小体型認知症』などがあり、症状もそれぞれ異なります。
一般的には高齢の方が発症する確率が高いですが、中には30代で発症する方もいます。
代表的な症状としては以下になります。
①記憶障害…直前の行動や人の名前、顔などを思い出すことが難しくなる。
②見当識障害…自分のいる場所や状況、周囲の人との関係などが曖昧になってしまう
③判断能力の低下…今まで行ってきた家事の手順がわからなくなったり、善悪の区別が曖昧になってしまう。
④徘徊…見当識障害から自宅だけでなく自宅外でも歩いていってしまうこと
⑤暴力、暴言…感情の抑制が効かず相手を強く罵ってしまったり、たたく、殴る、蹴るといった行為
⑥幻覚…現実的にはまずありえないものを、現実に起きていると見聞きし感じる症状
⑦妄想…現実的にはありえない考えを、確信をもってしまうこと。物を人に盗られた(物盗られ妄想)、理不尽な対応をされた(被害妄想)、浮気をしている(嫉妬妄想)などがある。
⑧不眠、睡眠障害…昼夜が逆転してしまい眠ることが出来なかったり、眠りが浅く何度も起きてしまうこと。
他にも、うつ症状や失禁などの排尿障害などもありますが、その方の性格や環境で症状の出方や種類は大きく異なります。