新卒で入社し、児童発達支援をおこなう「ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)」で働く高橋さん。入社一年目の彼女は、より多くの子どもたちに療育を届けるため日々奮闘しています。
そんな高橋さんの入社の決め手は、Dotlineが地元千葉県に密着して事業を展開している会社であること。高橋さんには千葉県の児童発達支援に貢献したいという想いがありました。
高橋さんがそう思うようになった経緯から、入社して感じたDotlineの魅力まで、ざっくばらんに伺いました。
発達障がいの弟と、サポートする母。家庭環境から痛感した児童発達支援の手薄さ。原点は「同じ想いをする人を減らしたい」
− 高橋さんが児童発達支援の仕事を目指したきっかけを教えてください
私には発達障がいを持った弟がいます。弟は人と話したり気持ちをコントロールしたりすることが苦手で、家族で出かけるときは絶対に目を離すことができませんでした。そんな弟を支える家族の大変さが身に染みてわかっていたので、将来は障がいを持つ子どもの家族を支える仕事がしたいと思っていました。
また、本来であれば弟を療育施設に通わせたかったのですが、近くに受け入れてもらえる施設がありませんでした。母はもともと仕事をしていましたが、弟の面倒を見るために仕事を辞めざるを得ませんでした。より多くの人に療育を届けられる仕事がしたいという想いで、高校卒業後は福祉学科のある大学に進学しました。
− 就職活動はどのように進めていったのでしょうか?
千葉県にある放課後等デイサービスに絞って就職先を探していました。私が千葉県での就職にこだわったのは二つの理由からです。
まずは、弟の面倒を見る家族を近くで支えたいと思いました。両親からしても、家から近い職場の方が安心できるのではないかと思います。
もう一つは千葉県の児童発達支援の手薄さを痛感していたからです。千葉市内には療育センターが一つしかなく、放課後等デイサービスも多いとは言えません。弟が療育施設を利用することができなかったのもその理由からです。
だからこそ地元千葉県の施設に就職し、千葉の児童発達支援の充実に貢献したいと思いました。就活サイトを調べてみるとDotlineも含め三つの会社が見つかったので、それら全てを受けることにしました。
家族の近くだからしっかり働ける。地域に密着しているから一緒に働く人とも親しみやすい。
− Dotlineのどのようなところに魅力を感じたのでしょうか?
まずは千葉市を中心に会社を展開しているという点です。すでに県内に八十拠点以上も福祉事業を展開していて、現在も拠点を拡大し続けているところに惹かれました。また、ウェブサイトに千葉市外への転勤がないと書いてあったのも安心でした。
気になって面接を受けに行ったのですが、面接官の方はとてもフランクで「すぐに子どもと仲良くなってしまうタイプの人だ」と思いました。(笑) ありのままの私を引き出してくださる面接だったので、あまり緊張せずに臨むことができました。
また、面接の際に施設を見学させてもらうことができました。職員と子どもの距離が近く、子どもたちがすごく楽しそうに過ごしていたのが印象的です。他の会社ではコロナの影響により施設を見学することができませんでした。見学したことで自分が実際に働くイメージを膨らませることができたのがとても良かったです。
− 実際に入社していかがでしたか?
入社前に抱いていたイメージ通りアットホームな雰囲気で、毎日楽しく働けています。
Dotlineでは内定をいただいた後、実際の配属先でアルバイトをすることもできます。入社前に職場の雰囲気や大まかな仕事内容などを知ることができたので、ギャップもありませんでした。
また、ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)は一緒に働くスタッフの方がとにかく優しいので、とても居心地の良い職場です。質問や相談がしやすい環境も本当に助かりました。初めて出社した時に「わからないことがあったらなんでも聞いてね」と言ってくださったので、その言葉通り本当になんでも聞いていました。
何をしたらいいかわからないときは「何をしたらいいですか」とそのまま聞いていましたし、私が固まっていると「何かわからないことあった?」と先輩の方から気にかけてくださいました。みなさん優しいので、うまくいかないことや失敗してしまったことも包み隠さず相談できています。
多角的な視点で一人の子どもを支援する。入社一年目から見えるさまざまな支援のカタチ。
− 高橋さんが入社して感じたDotlineならではの児童発達支援の魅力を教えてください
児童発達支援の他にも訪問看護や保育園など福祉事業を総合的に扱っています。だからこそ、事業所間の専門職同士の交流ができるところが魅力です。
以前、ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)に訪問看護の事業所から作業療法士の方がきてくださったことがありました。作業療法士目線から教室の環境について気になるところはないかと尋ねたところ、「子どもたちの体格と机や椅子の高さがあっておらず過ごしにくそうに見える」と指摘をいただきました。
専門職の方からの意見はとても貴重で、私たちスタッフだけでは気付くことができない視点でした。子どもたちが過ごしやすい環境を作るためにさまざまな専門職の方に気兼ねなく相談できる環境は他にはない魅力だと思います。
− まだ入社して一年目とのことですが、今後に向けた展望はありますか?
今はまだ事務作業を覚えたり、新たな環境になれることに精一杯ですが、もう少し仕事に慣れてきたら保育士の資格を取得したいと考えています。保育の勉強をすれば、より深く子どもたちについて理解し、接し方を工夫できますし、子どもにまつわる法律などの知識も身につけることができます。
そうすれば保護者からの相談にもより多く、より親身に対応できるのではないかと思います。何より保育士の資格を持っている先生は安心感を持ってもらいやすいのではないかと思います。
また、事業所には日々「新しく放課後等デイサービスを探していて」という電話もかかってきます。今もまだまだ事業所の数が足りていないのだと実感します。新たな事業所づくりにも貢献できるように、私自身もキャリアアップしていけたらと思います。
千葉県の児童発達支援を充実させ、私の母のように大変な思いをする人を一人でも減らすことができるように、私自身成長をし続けたいです。