新卒でDotlineに入社し、「みらいのまち保育園」で保育士として働く小野さん。現在入社二年目で、子どもたちにより良い保育を届けるため毎日奮闘しています。
そんな小野さんは大学を卒業するまで大阪で暮らしており、卒業後も大阪の保育園に就職するつもりでした。しかし就職活動の中で千葉のDotlineを知り「どうしてもここで働きたい」と入社を決めました。
小野さんを惹きつけたDotlineの魅力とは? 入社前に抱いていたイメージと実際の中身とは? 人生のキャリアを大幅に変更した小野さんに、率直なお話を伺いました。
憧れの先生のようになりたくて保育士に。けれど理想の保育園が見つからない!
- 小野さんは小学生の時から保育士を目指していたと聞きました。どんなきっかけがあったのでしょうか?
妹が保育園に通っていて、よくお迎えに付き添ったり、夏祭りや運動会などの行事の際には私も一緒に参加したりしていました。楽しそうに過ごす妹を見て、将来は保育園で働きたいと思ったのが最初のきっかけです。
また妹は極度の人見知りで、家族以外とは目を合わせるだけで大泣きしてしまうほどでしたが、ある一人の保育士さんにだけはとても懐いていました。「なんてすごい人なんだ」と思い、心の底から尊敬していました。私もいつかはこんなふうに子どもたちから慕われる保育士さんになりたいと思いました。
その思いはずっと変わらず、高校も大学も保育が学べる子ども学科のある学校へ進学しました。子どもの成長について学んだり、実習に行ったりするうちに保育士になりたいという思いはさらに強くなっていきました。
- 就職活動はどのように進めていったのでしょうか?
0歳児から2歳児までを見ることができる小規模保育園に行きたいと思って就職先を探しはじめました。きっかけは大学の実習で乳児院に行ったことです。可愛らしい赤ちゃんにとにかく癒されたのと、子どもの人数が少ないことで一人ひとりの成長をより深く見ることができると実感したからです。
コロナが流行していたこともあり、就職活動はほとんどオンラインで進めていました。実際に園を直接見てから就職先を決めたかったのですが、それもzoomのみの実施でした。
また、職場の様子を知る方法がウェブサイトのみのところも多く、自分が働くイメージが湧きにくかったです。保育園のウェブサイトの多くは、園の教育方針ばかり書かれていて堅苦しい印象を受けました。なかなか「ここで働きたい」と思えるような保育園に出会うことができませんでした。
- Dotlineを知ったきっかけはなんだったのでしょうか?
就職活動のために企業からスカウトをもらえるサービスを利用していたのですが、そこにDotlineの人事の方からメッセージが届きました。みらいのまち保育園は私の希望していた条件にぴったりあっていましたし、ウェブサイトから明るく前向きな印象を受けました。
特に社長の「世の中を変えるヒーローになりたい」と言う言葉が印象に残りました。そんなふうに言える会社はなかなかないですし、私自身小さい頃は戦隊モノのヒーローに憧れていました。困っている人を助けたり、みんなから頼られたりするような自分になりたいと思っていたので、一気に惹きつけられました。
理想の保育園についに出会えた! ……と思ったら場所は千葉県⁉︎
- そのままDotlineへの入社を決めたのでしょうか?
そのつもりだったのですが、ウェブサイトを読み進めていくとDotlineが千葉にあることを知りました。当時私は大阪に住んでいて、府内での就職を考えていました。ただ、それを考慮してもDotlineは本当に魅力的だったので思い切って応募することにしました。
ですが、私が「千葉県の保育園にいきたい」というと家族からは猛反対を受けました。会社説明会を受けたり、面接を受けるにつれて心からDotlineに就職したいと思うようになり、家族とは喧嘩が増えていきました。
一応家族のことを考え、いくつか大阪府内の保育園の面接を受けていたのですが、どこを受けても心のどこかでDotlineと比べてしまう自分がいました。
- 家族からの反対を押し切ってDotlineを選んだのはどうしてだったのでしょうか?
社長の想いに強く惹かれたのはもちろんですが、Dotlineの社員の方々の人柄の良さが伝わってきたのも入社の決め手でした。特に人事の方にはお世話になりました。
コロナの影響で面接を急遽オンラインで対応していただくことになったのですが、不安を抱えた私に「念のため事前に一緒に練習しておこう」と声をかけてくださいました。また、家族から反対を受けているという話も親身になって相談に乗ってくださいました。
私は「何をやるか」もそうですが、「誰とやるか」はもっと大切だと思っています。大学生の頃行った実習先では、挨拶を無視されてしまうことや理不尽な対応をされることがたくさんありました。だからこそ職場の人間関係の良さはものすごく大切にしていました。
ここに就職しないと絶対に後悔してしまうと思って家族の反対を押し切って就職することにしました。
- 熱量高く入社された小野さんですが、実際に入社していかがでしたか?
入社前に抱いていたイメージ通りの環境でした。0歳から2歳は成長のスピードがものすごく速いからこそ小規模の環境で一人ひとりを見たいと言う思いも叶いましたし、何より働いているスタッフがとても温かい方ばかりでした。
ただ、もちろん大変なことはたくさんありました。高校、大学と七年間保育を学んできましたが、それでも実際に知っていることとできることは違うのだと気付きました。初めは一歳児の担任をしていたのですが、この年齢は魔のイヤイヤ期と呼ばれています。何をしても大泣きしてしまう子どもたちを見てどうしたらいいかわかりませんでした。慣れない千葉での一人暮らしも相まっていっぱいいっぱいでした。
そんな時はいつも周りのスタッフや上司に支えてもらいました。先輩スタッフから子どものあやし方を教わったり、上司は週に2回面談の時間を設けてくれて子どもの指導案や私生活の相談に乗ってくれました。
今ではだんだんと慣れてきて、ご家族から「うちの子は小野先生のことが大好きなんです、いつもありがとうございます」と言ってもらうこともあります。心の底から嬉しくなりますし、子どもの頃に憧れていた保育士さんに少しずつ近づけているのかなと思います。
- 反対を続けたご家族との関係はその後気まずくなりませんでしたか?
私の様子を見にたびたび千葉に来てくれるのですが、いいところだと気に入ってもらえています。
何より、私が楽しそうに働いている姿を見れたことが良かったと言ってくれました。私の友達の中には、職場の環境が合わず入社して1年ほどでうつ病になってしまった子もいます。
それもあって、私が心から望んだ就職先で楽しく働けているのが嬉しいのだと思います。今では家族もDotlineが大好きになっています。
Dotlineにはヒーローがいっぱい。いつか自分も……
- 就活時に思い描いていた保育のカタチはどのように実現できましたか?
みらいのまち保育園には自分のやりたい保育にチャレンジさせてくれる環境があります。自分が担任を持ったクラスのプログラムは自由に決めることができますし、保育園全体でやってみたいイベントは企画書を作って提案することもできます。
他の保育園だとプログラムや教育方針がかっちり決まっているところが多いと感じます。子どもたちが自由に楽しめるような保育がしたかったので、理想的な環境でした。
また、みらいのまちにはお手本となる先生方がたくさんいます。保育士になるまでプログラム作りの経験もほとんどなかったですし、どこまでを子どもたちにやらせて、どこから手助けをするか、その線引きが難しい瞬間がたくさんありました。
そんな時にはいつも園長先生や先輩のスタッフさんに相談していました。トイレトレーニングはいつからするか、服を着せるのはどこまで手伝うかなど細かく相談に乗ってもらいました。特に園長先生からいただいた「教育のゴールをどこに定めるか意識するとプログラムが作りやすいよ」というアドバイスは頭に置いています。周りの先輩方に支えてもらいながら理想の保育のカタチを実現できています。
- 理想が形になった次は、何かやってみたいことはありますか?
今後はキャリアアップに挑戦したいと思っています。私がキャリアアップしたいと思うようになったのは園長先生の存在が特に大きかったです。
プログラム作りに苦戦している私に的確なアドバイスをくれたり、保護者へのトラブル対応を代わりにやってもらったりいつも助けられていました。
そんな園長先生は子どもたちにとっても私にとってもヒーローで、とても憧れています。今はまだまだ知識も経験も不足していると痛感することばかりですが、いつかは園長先生のようなかっこいい先生になりたいです。そのためにまずはひとつ上の主任になりたいと考えています。
子どもたちにもスタッフにも慕われるヒーローになれるようこれからも頑張っていきたいです。