パートナーの転職をきっかけに千葉へ引っ越し、転職活動を始めた森さん。もともとは事務職を希望していましたが、選考が進む中で、未経験ながらドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)で療育の仕事に挑戦することに。今回は、そんな森さんにお話を伺いました。
パートナーの転職を機に千葉県へ。一人で黙々と作業するのではなく、人と関われる仕事がしたかった。

– これまでのキャリアについてお聞かせください
大学卒業後、東京駅近くの雑貨店にアルバイトとして入社し、社員登用されて最終的には副店長を務めました。事情があり退職し、長野の実家に戻ってしばらく休養した後、地方テレビ局で事務職として働いていました。その後、パートナーの転職をきっかけに千葉へ引っ越しました。
– ドットラインに出会ったきっかけは?
ドットラインを知ったのは、千葉で事務職の求人を探していたときです。
以前地方テレビ局でも事務職として働いていましたが、業務内容はVHSなどの映像をデジタル化し、出演者の情報を入力するなど、少し特殊なものでした。基本的に一人で黙々と作業する環境だったので、「もうちょっとチームで進める仕事がしたいな」と思ったんです。もともと接客業の経験もあったので、人とのやりとりが多い事務の仕事にチャレンジしたくて、ドットラインの事務職の求人に応募しました。
また、私は子どもの頃に親の転勤で全国を転々としていましたが、一番長く住んでいたのが千葉県だったこともあり、「千葉に根付いた企業で働きたい」という思いもありました。
教員免許を活かした新しいキャリア。子どもたちの成長を共に感じる毎日

– 事務職での応募でしたが、なぜドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)で働くことになったのですか?
面接官の方におすすめされたのがきっかけです。
面接を受けたときに、「教員免許を持っているなら、児童発達支援・放課後等デイサービスで児童指導員として働くことができる」と教えてもらいました。それまで自分では考えたことがなかった道だったので、そういう選択肢もあるんだ!と驚きました。もし面接を受けていなかったら、一生この仕事のことを知らないままだったかもしれないので、提案してもらえてありがたかったです。
もともと大学卒業時に教員になるかどうかすごく悩んでいたんですが、結局その道には進みませんでした。ずっと「せっかく免許を取ったのに使うことはないんだろうな」と思っていたので、こんな形で活かせるのは嬉しかったです。
– 未経験の仕事に挑戦することに、不安はありませんでしたか?
最初はやっぱり不安でした。福祉の仕事をするなんて考えたこともなかったので、療育や制度について自分なりに調べてみたんですが、正直あまりピンとこなくて…。
挑戦する決め手になったのは事業所見学です。見学する前は、ドットジュニアについて「学校みたいに時間割があって、それに沿って勉強する感じなのかな」と思っていました。でも、実際に行ってみるとちょうど自由時間で、子どもたちがのびのびと楽しそうに遊んでいたんです。そのとき、見学の対応をしてくれた所長さんから「子どもたちにとって、ご家庭と学校以外の“第三の居場所”になれるような場所を目指している」と聞いて、「あ、それいいな」と思いました。
「この仕事なら、自分にもできるかもしれない」「子どもたちの居場所を作るお手伝いができるかも」と感じて、ドットジュニアで働くことを決めました。
– 現在の業務内容を教えてください。
放課後や休日にお子さんをお預かりして、一緒に公園で体を動かしたり、その季節に合った制作をしたりと、療育プログラムを実施しています。私自身アニメやゲームが好きで、ちょっと子どもっぽいところもあるので(笑)、子どもたちと一緒に楽しみながら働けています。お子様が学校に行っている時間帯は、保護者の方への対応や事務作業、プログラムの準備をしています。
– 働いてみて感じたことを教えてください。
クルー同士がすごく相談しやすい雰囲気なので、わりとすぐ馴染めたと思います。以前、テレビ局で働いていたときは一人で黙々と作業することが多かったのですが、今は「みんなで働いている」という感覚があります。チームで協力しながら課題を解決しようとする環境なので、一人で悩まずに済むのは本当にありがたいですね。子どもたちについても、人見知りされるかな…と思っていたんですが、初めから積極的に話しかけてくれて、とても嬉しかったです。
また、職場のルールやマニュアルがしっかりしているので、迷うことなく仕事ができています。「ルールがしっかりしている」と聞くと、ちょっと窮屈なイメージがあるかもしれませんが、すべてが明文化されているため「暗黙のルール」みたいなものが発生することがなく、働きやすいです。社員全員が同じ基準で動けるので、余計なことを気にせず、仕事に集中できる環境だなと感じています。
– 仕事のやりがいを教えてください。
やはりお子さんの成長を目の当たりにした時ですね。
例えば物を貸して欲しいときに「貸して」と言うのが難しかった子が、「貸して欲しいときはいったん先生を呼んでね」と伝え続けることで、徐々にできるようになったり。気持ちが高ぶったときに暴れてしまっていた子が、グッと我慢できるようになったり。そういう成長の瞬間を見るたびに、「子どもたちって本当に日々頑張って成長してるんだなぁ」と実感します。そんな姿を見られることが、この仕事の一番のやりがいです。
子育てと両立できる環境で長く働きたい。未経験からの転職で感じたサポートの大きさ

– 今後の目標を教えてください。
これから家族が増えていくと思うので、ライフステージが変わっても長く働き続けられたらいいなと思っています。ドットジュニアには、子育てをしながら仕事をしている方も多くて、家庭と両立できる環境が整っているなと感じています。そういう先輩たちの姿を見ていると、「私もこの環境で長く頑張れそうだな」と思えますね。
– これから未経験の仕事への転職を考えている人に向けてメッセージをお願いします
私も最初は本当に不安でした。療育の仕事はまったくの未経験だったし、「自分が働こうとしている場所がどんなところなのか」「どんな仕事をするのか」も全然わからなくて。
でも、入社前にいろいろな疑問を解消してもらえたり、実際に見学をさせてもらったりしたおかげで、少しずつ不安が減っていきました。どんな質問をしても丁寧に答えてくれたので、入社する頃には「よし、やってみよう!」と思えるようになっていました。
もし今、迷っている方がいたら、ぜひ一度現場を見に行ってみてください。何か不安なことがあれば、面接官や見学担当の方にどんどん相談してみてください。きっとしっかりと答えてくれると思います。少しの勇気を出して、ぜひ挑戦してみてほしいです。