千葉ZELVAに所属し、スポーツアナリストとして活躍しながら、ドットホーム（医療対応型障がい者グループホーム）で勤務している川島さん。
新卒でホテル業界に就職し、企業のバレーボールチームでアナリストとして活動していましたが、引っ越しを機にスポーツアナリストの業務から離れることになりました。
しかし、バレーボールから離れて約1年後、「やっぱりバレーボールに携わりたい」という思いが再燃。千葉ZELVAでアナリストとして再びその情熱を追求する道を選びました。今回は、そんな川島さんにお話を伺いました。
一度離れてみて、やっぱりバレーボールに携わりたいと思った
– これまでのキャリアについて教えてください。
千葉県富里市出身で、父母姉兄家族全員がバレーボールをする家庭で育ち、小学1年生から大学までバレーボールに打ち込んできました。
高校卒業後は全日本大会に毎年出場するようなバレーボールの強豪大学に進学しましたが、活動を続ける中で、自分自身のプレーヤーとしての限界を感じました。その後、どうしたらチームの役に立てるかを考えた結果、スポーツアナリストに転向することを決めました。もともと理数系で、数字やデータ分析が得意だったんです。
大学を卒業した後、新卒で就職したのは、長野県に本社を置くホテル運営会社です。ここでは、午前中は朝食バイキングの配膳や本社の経理部の補助業務、午後は企業所属の女子バレーボールチームのアナリストの仕事をしていました。
その後、結婚を機に千葉に引っ越すことになり、同じ会社の千葉にある事業所へ異動しました。チームの本拠地から離れることになったので、アナリストの仕事から外れることになりましたが、バレーボールへの情熱は消えませんでした。約1年後には「やっぱりバレーボールに関わりたい」と強く感じるようになり、千葉県内のバレーボールチームを探し始めました。そして、千葉ZELVAに出会い、代表に直接アプローチしてアナリストとして採用してもらえることになりました。
– スポーツアナリストとして、具体的にはどんな活動をされていますか？
データの収集と分析をして、監督と連携しながら選手へのフィードバックをしています。たとえば、相手チームのレシーブが苦手な選手を特定し、その選手を狙うような作戦を立てるなど、データを戦術に活かす役割を担っています。
分析の具体的な方法としては、専用ソフトを使用して試合中のプレーをすべてコード化しています。たとえば「何番の選手がサーブを打ち、相手チームの何番がレシーブをした」といった情報を、試合を見ながらリアルタイムでPCに記録しています。
一人では情報収集に限界があるので、近隣のチームのアナリストと連携を取り合い、データを交換したりもしています。
– Dotlineに出会い、決めた理由は？
千葉ZELVAのチームに就職先として紹介されたことをきっかけに、Dotlineを知りました。
正直、ドットラインという社名は今まで聞いたことがなかったのですが、介護職というのは対人スキルを活かせるという点で前職のホテル業と共通する部分があり、挑戦してみるのもありかな、と考えました。
また、基本土日にバレーボールの試合があるということもあり、土日が休みの仕事を希望していたため、勤務時間や休日の配慮があるという点も魅力的に感じ、Dotlineへの入社を決めました。
利用者様からの信頼がやりがいに
– 現在の仕事内容と、やりがいを感じたエピソードを教えてください。
利用者様の食事の準備、入浴介助、医療用バルーンの処理などを行っています。入社して間もないですが、上長にも評価していただいて、一人の戦力としてカウントしていただいているのを感じます。
現在私が働いているフロアは医療依存度が高い方が多く、コミュニケーションをとるのが難しいのですが、そういう方とコミュニケーションが取れたときはやりがいを感じます。具体的なエピソードとしては、利用者様の中で心身が不安定で人の好き嫌いが激しく、対応するクルーにこだわりがある方がいらっしゃいます。入職して1か月くらいたったタイミングで、その方に「あなたにならお話しできる」と認めていただけたのは、とても嬉しかったです。
– 千葉ZELVAで活動するうえで、Dotlineで働くことの魅力を教えてください。
やはり千葉ZELVAの活動と両立できるよう、勤務時間や休日について配慮してもらえることですね。突発的な業務がない限り、基本的には定時退社が可能で、ZELVAの練習にも遅刻せず参加できています。
福祉業界に関する知識や資格、経験が全くない状態で入社しましたが、必要な知識は入社後の研修でしっかり教えていただけました。分からないことは都度教えてもらえ、相談しやすい環境が整っているため、未経験でも安心して業務に取り組むことができます。
– 今後の目標を教えてください。
千葉ZELVAでの目標は、次のリーグで少しでも上位の順位を目指すことです。また、チームメンバーから信頼され、頼りにされる存在であり続けたいと思っています。
仕事の目標については、具体的にはまだ考えられていませんが、機会があれば資格取得や管理職への挑戦もしてみたいです。仕事もバレーも中途半端にはしたくないので、メリハリをつけて両方とも全力で取り組んでいきたいです。
