看護師一本で働いてきた。夫の転勤がきっかけでDotlineに出会い、中途入社した治金さん。自分の知識や経験をもっと伸ばしたい。社内転職を利用し訪問看護から訪問診療の分野へ挑戦することとなります。
自分が支えられたことで、看護師を目指した
– これまでのキャリアについてお聞かせください
当初はこれといって目指していた職業はなく、両親が医療系の仕事をしていたこともあって、なんとなくその道に進むのかなとぼんやりと考えていました。私がちょうど進路希望を固める高校3年生頃、「縦隔気腫」という少し珍しい病気にかかってしまったんです。一週間絶対安静の入院が決まったのですが、当時はまだ高校生。さらに受験を控えていた多感な時期でもあって不安な毎日を過ごしていました。
そんな辛い状態の時に親身に寄り添ってくれたのが担当してくれた看護師さんだったんですね。ぼんやりとしていた看護師になりたい気持ちは、その道に進んでみたい、という想いに変わっていきました。
その後医療専門の大学に進み、看護師を目指しました。新卒で関西の労災病院で勤務することになりました。その後もっと経験を積んで勉強したくて地元九州へ戻り、別の病院に転職しました。
– Dotlineに出会い、入社を決めた理由は?
地元の産婦人科で勤務していた頃、婦人科でがん治療をされている方が多くいらっしゃいました。その時抗がん剤で治療し、在宅に移行していくパターンを見てきて、その後どうやって過ごしているんだろう、という疑問から訪問看護に興味を持つようになりました。
たまたま夫の転勤で千葉県に引っ越すことになり、千葉県内で看護師の仕事を探すことになりました。その時興味のあった訪問看護で検索してたどり着いたのがDotlineでした。
応募時に、Dotlineの訪問看護で管理職を務めていた方が28才という若さで活躍していたんです。その働いている様子がすごくきらきらしていて。こんな若い方でもしっかりと働ける環境の会社なんだと思ったのがきっかけで応募しました。
入社した後に感じたのは、人間関係が良いところです。応募時のイメージ通り若い方が多く、和気あいあいとして楽しい職場でした。
また、Dotlineではすでに内定している新卒の方が研修で事前に事業所を回ることがあるんです。その時現場の様子を目にした方が「自分がこの大変な現場を支えていきたい」と、とても熱意に溢れていて。思わず感動することもありました。若くてバイタリティのある方が多いのも、互いを刺激しあえるのでいい会社だと思える部分です。
もっと看護師の経験を積みたい、学びたい。前向きな気持ちが社内転職のきっかけに
– 社内転職に挑戦しようと思ったきっかけは?
訪問看護を行っていて、在宅看取りだったりを経験して、終末期について勉強をしてみたいなと思い、「終末期ケア専門士」※という資格を取りました。
※臨床ケアにおけるスペシャリスト。患者・利用者様の一番近くで「支える人」として、エビデンスに基づいたケアの実践をおこなえることを目指す。医療職・介護職も受験が可能。出典:日本終末期ケア協会https://jtca2020.or.jp/
ただ資格を取ったものの、医師の指示と自分の思っていることが食い違ったり、わからないことも頻繁に出てくるようになりました。この部分をどうにかしたくて、実際に訪問診療で訪問診療の現場で学ぶことでもっと理解が深まるのではと考えるようになりました。根本的なきっかけはこの理由ですが、社内転職のアナウンスが来る前だったので社内転職でなく別の企業に転職しようかな、と思っていました。
– スタークリニック(訪問診療)を希望したのはなぜですか?
社内転職のアナウンスで知ったのがきっかけです。このタイミングなら他企業に転職するより、同じDotlineの、良く知っているスタークリニックで訪問診療ができるなら、より今の環境のまま、スムーズに自分のしたいことが出来るのではないかと考えました。
– 現在の業務内容は何をしていますか?
看護師としてなので職種は同じですが、訪問診療を行う医師と一緒に訪問し、業務を行う形です。訪問看護は自分が主体となり連携をとって動く業務ですが、訪問診療は医師が主体となりサポートするのが違うところですね。
– 上長である関さんにも、彼女の印象を聞いてみました。
(関さん)とにかく明るい方だなという印象です。その雰囲気だけで利用者さんも話かけやすいし、職場全体も場が柔らかくなるのですごくありがたいです。仕事に対しても、聞いたことはメモに取ったりしている姿も見られて、とても熱心だな思います。あと、医療に関係する資格のない方も含めた、医療アシスタントの立場の方とお仕事をしているときに、明るくて仕事に積極的な治金さんがいるだけで刺激のある存在になっているのでそういった部分も含めていい印象を持っています。
社内転職を経て、新しい挑戦をしていきたい
– スタークリニック(訪問診療)でしてみたい挑戦はありますか?
看護師目線で見ても、訪問看護と訪問診療は全く違う業務を行っています。 自分が訪問看護を経験していることで、訪問診療へ情報共有として連携しやすい場面があると感じています。そういった部分は積極的に社内で共有し、活用していきたいですね。
また、上長である関さんにとにかく憧れています。地域の関係機関との連携、信頼関係の築き方など。一定のマニュアルはありますが、それを超えた理想的な関係づくりは尊敬しています。関さんのような働き方がいつかできたらなと思います。
– 関さんが治金さんにこれから期待することはありますか?
(関さん)治金さんは私のような働き方に憧れていると話していましたが、私のような道を歩むというよりは、今の明るい治金さんらしい部分をもっと出していって活躍していってほしいなと思います。さっきお話したような医療アシスタントの方々へ刺激となるように、教育係として成長してほしいという期待はもっていますね。
– これから社内転職を考えている人に向けてメッセージをお願いします
私自身経験を積みたい、勉強したいといった気持ちは、自分の臆病だとかネガティブな感情から知識や経験でカバーしようという気持ちからきている部分があります。訪問診療の分野に転職し新しいことを学ぶことで、知識や経験が積み重なっていき、自信をもつことができました。 最初は多少不安があったとしても、結果としてはいい方向に向かうのではないかと思っています。
私の場合、他の方のように未経験で挑戦!といったような社内転職ではないです。看護師として別の事業部へ希望しても正直通るものなのかなとは思っていました。でも、訪問看護と訪問診療は全くの別物。しかも、医師のサポートをする業務は自分にすごく合っている、天職だと思いました。前向きな姿勢で制度を利用して、本当に良かったです。Dotlineはとても柔軟な会社だと思うので些細なきっかけや動機でも、ぜひ挑戦してみてほしいです。