新卒でDotlineに入社し、児童発達支援をおこなう「ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)」で働く三浦さん。入社二年目で管理職に抜擢され、現在は三つの教室で主任を務めていらっしゃいます。
三浦さんが福祉の道を志したのは中学生の頃。その頃から今に至るまで、「障がいを持つ子どもが安心して過ごせるような居場所をつくりたい」という変わらない想いを抱き続けています。
三浦さんがそう想うようになったのはどうしてなのか。そして、入社してからこれほどの速さで管理職に選ばれたのはなぜなのか。お話を伺いました。
中学時代の出会いをきっかけに福祉の道へ。障がいを持つ子どもが安心できる居場所をつくりたい
- 三浦さんが中学生の頃に障がい児福祉に興味を持ったきっかけは何でしょうか?
中学校の同級生の弟が障がいを持っていて、そのことでたびたび悩み相談を受けていたことがきっかけです。その友だちは、障がい児を支える家族の苦労や、弟に障がいがあるという理由でからかわれる苦悩を話してくれました。
その子の悩みを聞くうちに、将来は障がいを持つ子どもやその家族をサポートできる仕事につきたいと思うようになりました。そしてその想いはずっと変わらず、大学も特別支援学級の教員の資格が取れる学校を選びました。将来は学校教員という立場で障がい児のサポートをしようと思っていました。
- 現在は特別支援学級ではなく、放課後等デイサービスに勤めていらっしゃいますが、どんな変化があったのでしょう?
大学生の頃、特別支援学級の教育実習に行きました。そこでは障がい児が自立した生活を送り、一定の学力を得ることを目標にしています。そのため、きつく怒らなくてはならない場面が何度もあり、学校での支援に窮屈さを感じてしまいました。子どもたちからは「学校に通うのが嫌だ」という声もよく聞いていました。
子どもたちの率直な意見を聞き、私は次第に子どもたちが安心して楽しく過ごせる「居場所」のようなものをつくりたいと思うようになりました。その時に放課後等デイサービスの存在を知り、進路を変えることにしました。
社長の熱い想いに心動かされ、Dotlineへ。子どもたちに合わせたプログラムがドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)の魅力
- Dotlineを選んだ決め手は何でしたか?
実は、就職活動ではDotlineしか受けていません。千葉県で福祉を扱う会社を調べたときに、最初に見つけたのがDotlineでした。ウェブサイトを見て、放課後等デイサービス以外にも、福祉に関する事業を総合的に扱っていることに魅力を感じました。
入社したいと思った決め手は会社説明会です。垣本社長が福祉にかける想いを熱く語ってくださいました。社長が祖母の死をきっかけに改めて起業を志し、社会問題を解決する事業を始めた、というお話が特に印象に残りました。こんなにも熱い想いを持つ社長のもとで働きたい、と強く思いました。
当時のDotlineは今ほど大きな会社ではありませんでした。しかし、その時から社長は「将来的には幅広く福祉事業を手掛けたい」とおっしゃっていて、実際にこの四年でも続々と事業を拡大させていきました。有言実行の社長のもとで働けて良かったと改めて感じています。
- 実際に入社していかがでしたか?
まず何より、子どもとスタッフの距離が近く、子どもたちがのびのび過ごせている姿が印象的でした。教室の規模が小さいため、一人ひとりに対して手厚いサポートができます。それはまさに、私が求めていた理想の療育環境でした。
また、ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)の療育プログラムはスタッフ同士が話し合って決めています。だからこそスタッフ間のコミュニケーションも活発で、とてもフレンドリーな職場でした。
さらに、療育プログラムの豊富さも理想的でした。勉強や運動はもちろん、季節ごとのイベントやクッキング学習、農業体験など集団行動のプログラムも用意されています。他の放課後等デイサービスでは勉強や運動に特化していることも多く、この幅広さは大きな魅力だと思いました。
これらのプログラムは教室に集まる子どもたちに合わせて決められるので、同じドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)でも校舎ごとに内容が異なります。このような環境だからこそ、子どもたちもそして私自身ものびのびと過ごせていると気付きました。
現場主義なのに管理職? 現場主義だから管理職!
- 三浦さんは入社二年目から管理職に昇進されていますね。キャリアアップへの意欲が高かったのでしょうか?
私は超がつくほどの現場思考で、子どもたちの一番近くで支援をしていたい性格です。なので管理職やキャリアのことはまったく考えておらず、正直なところやりたくないとすら思っていました。
最初は、上司から「教室の主任をやってみないか」と声をかけられても断り続けていました。私は子どもと接することが好きで、みんなをまとめることが苦手なので、管理職には向いていないと思っていたんです。
ただ上司には、「向いているかどうかはやってみてから考えればいいし、やってみて嫌だったら現場に戻ればいいよ」と言ってもらっていました。Dotlineの社風としても、「まずやってみること」は歓迎されていますし、失敗しても挑戦したこと自体が評価されます。
雰囲気に流されたところはあるかもしれませんが(笑)、次第に挑戦してみようと思えるようになり、主任を務めることになりました。
- 主任という立場に挑戦して、気付きや変化はありましたか?
初めは難しさを感じることの連続でした。スタッフへの指示の出し方や保護者へのトラブル対応など初めてのことの連続でしたし、その責任がすべて自分にあると思うと、プレッシャーが大きかったです。自分で判断しなければいけない場面に戸惑うことも多かったので、辞めたくなった瞬間も正直ありました。
ただ、私が主任になった時期はドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)の仕組みを整えていく段階で、自分なりに工夫できることがたくさんありました。
スタッフの声を反映して毎週ルールを改善したり、判断に困ることがあればすぐ上司に相談したりできました。Dotlineには「業務に対して不平不満を抱えた際には、即時上司に報告し解消しなければいけない」というルールがあるので気兼ねなく相談することができていました。
最初こそ目の前の現場しか見えていなかった私でしたが、次第に全体を見るような感覚も身についてきました。管理職だからこそ、現場の環境をより良く整えることができる部分もあると気付くことができました。職場の環境だけでなく、療育の質も向上させることができつつあるので、この経験は私の中で大きなターニングポイントになりました。
より多くの子どもをサポートするためにこそ、自分もキャリアアップに挑戦したい
- 改めて、新卒二年目から管理職を務めての手応えはいかがですか?
Dotlineでは、「若手だから、経験が浅いから」という理由で意見を聞いてもらえないようなことはありませんでした。私も新卒一年目から職場の改善点をズバズバ意見しており、それも尊重してもらえていました。少し生意気だったかもしれませんが、「良い療育を届けたい」という一心でおこなっていました。
おそらく一般的な企業だと、いくら正しいことを言っていても立場や肩書きで意見が通らないところも多いのではないかと思います。ですが、当時の上司からは「思ったことはなんでも言うし、視野が広いよね」と私の姿勢を評価してくださっていました。
Dotlineではこのような判断基準を「ベーシック8」という行動指針にまとめています。「変化し続けること」「ユーモアを持って生きること」など具体的な行動指針があるからこそ、気兼ねなく意見することができました。現在、三つの教室で主任を勤めさせていただいているのも、挑戦を後押ししてくれる環境があるおかげだと感じています。
- どんどん勢いが増している印象ですね。最後に三浦さんの今後の展望をお聞かせください。
児童発達支援の受け皿はまだまだ足りていないので、まずはそれを解決していきたいです。実際のところ、「送迎で対応できる範囲外だから」という理由でご依頼をお断りしないといけない場面もあり、もどかしく感じることがまだまだたくさんあります。
そのような声に対応できるように、ドットジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)を増やしていきたいですし、そのためには教室を管理できる人材も育てていきたいです。私自身もさらに成長して、より多くの教室を統括したり、事業を管理できるようになりたいです。
私がキャリアアップすることが、障がいを持つ子どもたちを一人でも多くサポートできることにつながると思えば、挑戦する甲斐があります。今後もまだまだ成長を続けていきたいです。