下肢切断者が装着する人工的に作られた足のことを義足と言います。
義足は病院で医師が処方を行い、リハビリ計画に基づき義肢装具士が作成を行います。
義足には以下の種類があります。
『常用義足』
身体を支える、歩くといった日常動作をするための義足。
『リアルコスメチック義足』
表面が本物の足に近い見た目になっており、義足であってもファッションを楽しみたいという方からのニーズが高い義足。
『スポーツ義足』
陸上用、水泳用などスポーツに合わせた動作を行うことが出来る義足。
常用義足とは異なるパーツや素材で作られており、そのスポーツに特化した義足になっている。
『足根義足』
足首より下の切断の場合に装着する義足のことで、足部の切断レベルは全12以上になり非常に細かく分類されます。
『下腿義足』
膝より下の部分を切断した方向けの義足で、足首より先の足部と、切断部を収納するソケットがアダプターを介して繋がっています。
『大腿義足』
太ももで切断した方用の義足で、足部とソケットの間に膝継手が追加される構造になります。
『股義足』
股関節周辺で切断した方用の義足で、大腿義足に股継手が追加されたものになります。
(引用:医療のお仕事辞典『義肢装具の種類とは?義足・義手・装具ごとに解説』)