谷津干潟はラムサール条約登録地になっている貴重な自然環境
出典:谷津干潟ブログ|習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp)
東京湾の最奥部に残された、約40ヘクタールの貴重な谷津干潟。
ここには⽔⿃をはじめ、⾙・カニなどたくさんの水生生物が暮らしており、国指定鳥獣保護区になっています。
特に、シベリア・アラスカ等の北国、東南アジア・オーストラリア等の南の国を⾏き来するシギ・チドリ類にとっては栄養補給と休息をとるための中継地として重要な役割がある場所です。
1993年6月10日に国内の干潟として初めて「ラムサール条約登録湿地」に認定され、さらには1996年には⽔⿃の保全を⽬的とする「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」に参加するなど国際的に有名な干潟として知られています。
・1993年に特別保護地区部分がラムサール条約登録地となった
・渡り鳥の大事な栄養補給・休憩地点になっており、バードウォッチングを楽しめる
・干潟を生かしたイベントが毎月開催される
谷津干潟へのアクセス方法
駅から離れた場所にあるので、車での来園がおすすめです。駐車場は国道357号下り線から入場できる谷津干潟自然観察センターを利用しましょう。
電車でアクセスする場合
<京成本線>「谷津駅」から徒歩約30分
<JR京葉線>「新習志野駅」または「南船橋駅」から徒歩約20分
バスでアクセスする場合
<津田沼駅より>「津田沼駅」~終点「谷津干潟」下車 約20分
<津田沼駅より>「津田沼駅」~「津田沼高校」下車 約11分
車でアクセスする場合
<東京方面から>東関東自動車道経由「谷津船橋」ICより約1分
<千葉方面から>京葉道路経由「花輪」ICより約10分
※谷津干潟公園駐車場の出入口は国道357号線の下り線からのみとなっており、正面入口に駐車場がないので来園時には注意。
国道357号上り線・花輪インターチェンジからは、若松交差点にて国道357号下り線へ乗ることができます。
谷津干潟公園
谷津干潟公園は、渡り鳥の中継地点となっている貴重な場所。
干潟の保全と自然とのふれあいが楽しめることを目的として整備された都市公園であり、その広さは約42.0ヘクタールとなっています。
また、平成5年には特別保護地区部分がラムサール条約登録地となるなど、習志野市にとってはシンボルといえる場所でもあります。公園内には谷津干潟自然観察センターという施設があります。
谷津干潟公園内にある、自然観察センター内の施設
谷津干潟自然観察センターは谷津干潟公園の自然で学ぶことのできる施設です。
館内からは谷津干潟が一望できるようになっており、野鳥の様子を間近に観察できます。観察フロアには谷津干潟の自然に詳しい「レンジャー」が常駐し、干潟の自然や野鳥観察案内、自然体験プログラムを行います。
センターゾーンでは芝生広場や人工の小川があり、季節の花々など身近な自然を楽しむこともできます。
また、食事のできるカフェもありますので、1日じっくり観察やプログラムを行ったりできそうですね。
Café Oasis(カフェ)
出典:Café Oasis(カフェオアシス)|習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp)
水辺の自然を眺めながらお食事やお茶ができる「カフェ オアシス」。
窓の目前に野鳥が来ることもあり、テーブルには自由に利用できる双眼鏡があるので観察しながら、そして野鳥に癒されリラックスのできる空間になっています。
こちらは谷津干潟自然観察センターの入場がなくても誰でも利用することができます。
地元ならではのホンビノス貝を使用したメニューなども提供しています。
ちどり屋(売店)
観察センターのオリジナル商品をはじめ、習志野市のご当地キャラクター「ナラシド」のおみやげ、野鳥や動物に関連するグッズ、書籍、双眼鏡、工作セット、子どもにうれしいお菓子など、干潟に来るのが楽しくなる商品を取りそろえています。
谷津干潟でみられる野鳥・生き物
1周3.5キロもある谷津干潟には散歩しながら見つかる生き物がたくさん。干潟内の野鳥はもちろん、生態を学びながら生き物にふれあってみましょう。
また、谷津干潟は東京湾とつながっているために潮の満ち引きの影響をうけるので、時期や時間帯などに注意しながら観察してみましょう。
谷津干潟でみられる野鳥
- オナガ
- カワセミ
- セイタカシギ
- コアジサシ
- ダイゼン
- ハジロカイツブリ
- ハマシギ
- オオソリハシシギ
- キアシシギ
- キョウジョシギ
- シマアジ
- ソリハシシギ
- チュウシャクシギ
- メダイチドリ
- ユリカモメ など
谷津干潟でみられる水生生物
- チゴガニ
- エイ
- アユ
- ホソウミニナ
- ホンビノスガイ など
その他谷津干潟公園でみられる生き物
- アズマヒキガエル
- ヤマトシジミ
- オンブバッタ
- ミツバチ(園内で飼育) など
谷津干潟で開催されるイベントやプログラム
ミニ観察会
双眼鏡の無料貸出しがあり、手ぶらで参加できるのが魅力のミニ観察会。
レンジャーの案内で谷津干潟や公園内の野鳥や生きもの観察をすることができます。
※土日、祝日のみの実施(13:30~14:30)
季節のあ~と
谷津干潟の季節の自然を題材にしたワークショップを開催しています。
※土日、祝日のみの実施(14:45~15:30)
館内ガイドウォーク
谷津干潟全般について見学をしながら解説をしてもらうことができます。
※平日のみの実施(1回目:11:00~、2回目:14:00~ 約15分)
つくろう&あそぼうコーナー
季節の生きもの、自然をテーマにした工作コーナーで親子に人気の楽しく作って遊べるコーナーです。
プランクトン観察コーナー
谷津干潟の海水の中にいる生物を顕微鏡や虫めがねを使って観察できます。不思議なミクロの世界を観察センターのボランティアが優しく教えてくれます。
※日時詳細は要問合せ
紙芝居上演
大人も子どもも楽しめる干潟の鳥や生きものに関する手作り紙芝居を上演してくれます。絵と話で楽しく学ぶことができます。
※日時詳細は要問合せ
住所:〒275-0025 千葉県習志野市秋津5丁目1−1(Googleマップで見る)
TEL:047-454-8416(谷津干潟自然観察センター)
営業時間:9:00~17:00 <カフェオアシス>10:00~16:00 ※L.O 15:30
休園日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は次の平日)、年末年始(12月28日~1月1日) ※その他施設管理により休館あり
料金:大人(高校生以上)380円、大人(65歳以上)190円、子供(小・中学生、未就学児)無料
駐車場:有
公式HP:習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp) Café Oasis(カフェオアシス)
谷津干潟のそばの谷津バラ園もおすすめ
出典:最新情報|習志野市谷津バラ園 (yatsu-rosegarden.jp)
谷津干潟周りを散策していると、北側に谷津バラ園が見えてきます。こちらはなんとその数800種類のバラが整備されており、香りを楽しむエリアや鉢の販売などが行われています。谷津干潟に来たときは、開園時期次第で谷津バラ園も楽しむことができます。
住所:〒275-0026 千葉県習志野市谷津3丁目1−14(Googleマップで見る)
TEL:047-453-3772
営業時間:9:00~17:00 <カフェオアシス>10:00~16:00 ※L.O 15:30
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日は休園)※ただし5/1〜6/30、10/1〜11/30の期間は営業。12/28〜翌年1/4は年末年始のため休園。
料金:大人(高校生以上)100~550円、大人(65歳以上)50円~250円、子供(小・中学生、未就学児)無料 ※期間により異なる
アクセス:<電車>京成本線「谷津駅」徒歩5分、JR総武線「津田沼駅」~京成バス「谷津南小前」下車 徒歩3分
駐車場:有
公式HP:習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp) Café Oasis(カフェオアシス)
まとめ
出典:谷津干潟ブログ|習志野市 谷津干潟自然観察センター (seibu-la.co.jp)
いかがでしたでしょうか?貴重な生態をしることのできる、都会のなかにある自然、谷津干潟。天気の良い日には是非自然の中でバードウォッチングなどしながら干潟の散策を楽しむのも良いですね。