【市川市】千葉県立現代産業科学館は技術の宝庫!親子で科学を楽しく体験しよう♪

千葉県在住のライターが実際に現地を訪問取材し、どんな施設なのかをレポートする「DotChiba」。

今回の記事では、科学現象や現代産業を楽しく体験できる博物館「千葉県立現代産業科学館」をご紹介します。

千葉県立現代産業科学館とは?

▲筆者撮影/エントランスからすぐの様子

千葉県立現代産業科学館の歴史・概要

千葉県立現代産業科学館は、現代の科学技術・産業技術を学べる体験型博物館です。

1994年(平成6年)に開館し、2022年8月には入館者数600万人を迎えた人気の施設で、小中学生の校外学習、休日のお出かけスポットとして多くの人々に親しまれています。

最寄り駅からのアクセス方法

千葉県立現代産業科学館の最寄り駅は、JR総武線の本八幡駅と下総中山駅です。

どちらの駅からも徒歩約15分、自転車の場合は約10分でアクセスでき、専用駐車場が併設されているため自家用車でのアクセスも可能です。

また、市川市の南部からはコミュニティバスを利用したアクセスもできるので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。

参考→市川市コミュニティバス南部ルート(PDF)

千葉県立現代産業科学館の訪問レポート!

▲引用元:千葉県立現代産業科学館

ここからは、現代産業科学館で展示しているものをご紹介していきます。

子どもから大人まで、誰でも楽しく現代科学を学べる展示が盛りだくさんなので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

創造の広場

▲筆者撮影/親子で楽しく科学を学べるエリア

入館してまず初めに見えるのは、現代産業科学館を代表する展示「創造の広場」です。

ここでは身の回りの科学現象や工業製品の仕組み、自然科学などを実際に体験して学ぶことができます。

水圧の力でロケットを飛ばす「ウォーターロケット」や、遠くの音が反響して聞こえる「ボイスゲーム」は小さい子どもに大人気!

他にも、竜巻ができる仕組み・空気の見えない力など、身近にある科学を遊びながら学べるので、子ども連れの家族にとても人気のあるエリアです。

科学実験を実際に見て学ぼう!

「創造の広場」には、100万ボルトの高圧電流で雷の仕組みを再現する「放電実験室」、人形劇で科学を解説する「サイエンスステージ」の2つのエリアが併設しています。

1日3回行われる放電実験は約10分間、1日4回の人形劇は約20分間の開催なので、小さな子どもも最後まで飽きずに楽しめますよ♪

先端技術への招待

▲筆者撮影/発電の仕組みを解説する展示

創造の広場の奥には、さまざまな分野の最新技術について展示する「先端技術への招待」エリアがあります。

エレクトロニクス(電子工学)、バイオテクノロジーなど本格的で難しい科学も、映像でわかりやすく紹介しているので、訪れていた子どもたちは興味津々!

家族と一緒に楽しそうに科学を学んでいました!

実験シアター

▲筆者撮影

「実験シアター」では、超電導や-196℃の液体窒素を用いた実験など、実際に現代で利用されている技術について解説する実験が行われています。

最先端の科学を子ども向けに優しく教えてくれるので、こちらもぜひ利用してみてくださいね。

実験シアターは1日に3回、1回につき約20分行われます。

現代産業の歴史

▲筆者撮影

現代産業科学館の2階は、石油・鉄鋼・電力産業について展示する「現代産業の歴史」エリアです。

現代の代表的な産業にスポットを当て、技術が発展するまでの歴史や技術の革新、過去に使用されていた実際の道具などが展示されています。

鉄鋼産業

▲筆者撮影

鉄鋼産業コーナーは、木炭を利用していた時期の製鉄方法や、技術が進歩する過程、現代の製鉄所についてなどを解説しています。

溶鉱炉の仕組み、鉄を使用した機関車の模型など、イラストや図解が多く展示されているので、誰でもわかりやすく鉄鋼産業を学べますよ♪

▲筆者撮影/実際に作られている鉄製品が見られる展示

石油産業

▲筆者撮影/石油コンビナートのジオラマ

石油産業のコーナーにあるのは、古い時代の燃料やその種類の解説、石油の精製方法などの展示です。

ガソリンや化学繊維などの製品がどのようにして作られるのか、詳しく学ぶことができます。

▲筆者撮影/1908年から1927年に1,500万台以上生産された実物の車

石油産業コーナーで一番目を惹く展示は、こちらの「フォード・モデルT」!

現代で一般的になったベルトコンベアを利用した組み立てや、世界で初めて効率重視の大量生産を行った車です。

乗り物好きの子どもがいるなら、一度は見せてあげたい展示ですね♪

電力産業

▲筆者撮影

電力産業コーナーでは、人々と電気の出会いから電球の発明、発電所の解説などを学習できます。

電信柱の変圧器、火力発電所のタービンなど、普段では見ることのできない部分を見られるのは、産業科学館ならでは!

水力や風力がどのようにして電気を生産するのかなど、興味深い展示がたくさんありました。

▲筆者撮影/当時利用されていた掃除機・扇風機の展示も必見!

千葉県の現代産業

▲筆者撮影/足を止めて解説を読む大人が多いエリアでした

千葉県の東京湾沿岸部にある「京葉工業地帯」には、上記で紹介したような製鉄所・石油コンビナート・発電所などが多く稼働しており、千葉県の主な産業として重要な役割を果たしています。

そんな京葉工業地帯がどのように発展し、どのような特徴があるのか、当時の写真や資料で解説するコーナーが、こちらの「千葉県の現代産業」です。

▲筆者撮影

京葉工業地帯の発展・インフラ整備など、千葉県の産業をわかりやすくまとめた映像は、大人向けの詳細なものと、子ども向けで簡単なものが別々に流れていました!

自分の住んでいる場所や、その周囲の産業について、ぜひ親子で一緒に学んでみてはいかがでしょう。

現代産業科学館の周辺おすすめスポット紹介

▲筆者撮影/市川市立中央図書館

千葉県立現代産業科学館に行く際は、周辺にあるお出かけスポットに立ち寄ってみるのもおすすめです。

科学館の横にある「市川市立中央図書館」には、児童書を専門に蔵書する「こどもとしょかん」があるので、絵本や図鑑・紙芝居などの貸し借りが簡単!

さらに、赤ちゃんから18歳未満までの子どもが利用できる「中央こども館」も併設しています。

利用料金はどちらも無料で、工作やプレイランドでのお遊び、卓球などのスポーツが行えるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう♪ 

参考→市川市立中央図書館中央こども館

▲筆者撮影/科学館には解説シートがあるので、おうちで復習もOK!

また、科学館へアクセスするなら、近隣にあるショッピングモール「ニッケコルトンプラザ」に発着する送迎バスの利用がおすすめです。

バスは本八幡駅の北口から約20分間隔で運行しており、バスの発着場から科学館までは徒歩3分ほどでアクセスできます。

科学館・こども館で遊んだあと、スーパーでのお買い物、外食などを一度に済ますことができるので、ぜひこちらも利用してみてくださいね。

ワクワクいっぱいの現代産業科学館で素敵な休日を!

▲筆者撮影

千葉県立現代産業科学館の訪問レポートはいかがでしたか?

身近な科学・自然現象・最新技術について、子どもが遊びながら学べるのは嬉しいポイントですよね!

2階の展示では、大人もじっくりと解説を楽しめるので、子ども連れだけではなく、夫婦や恋人とのお出かけ先としても楽しめるのではないでしょうか。

季節に合わせた特別展や、夏のプラネタリウム上映など、他にもまだまだ魅力がいっぱいなので、皆さんぜひ千葉県立現代産業科学館を訪れてみてくださいね♪

千葉県立現代産業科学館の施設情報

住所:〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-3(Googleマップで見る) 
電話:047-379-2000
営業時間:9:00~16:00(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日または振替休日の場合は開館し翌日休館)、12月28日~1月4日
料金:【通常展示】一般300円、高・大学生150円【特別企画展示】一般500円、高・大学生250円(未就学児~中学生、65歳以上、障害者手帳や療育手帳をお持ちの方は無料)
アクセス:JR総武線 本八幡駅または下総中山駅下車 徒歩約15分、都営新宿線 本八幡駅(南口)下車 徒歩約20分、市川市コミュニティバス 「現代産業科学館・メディアパーク」下車、京成電鉄 鬼越駅下車 徒歩約13分
公式HP:千葉県立現代産業科学館
備考:駐車場90分無料(その後30分ごとに追加100円)

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