鎌倉時代に創立された由緒あるお寺「中山法華経寺」

引用：https://temple.nichiren.or.jp/1041026-hokekyoji/

千葉県の初詣といえば成田山新勝寺が人気ですが、千葉県には魅力のつまった初詣ができる場所が市川市「中山法華経寺」があります。本記事ではこちらをピックアップしてご紹介。都内からのアクセスも抜群で、市川市で一番の参拝客を誇る場所となっています。

中山法華経寺の歴史

中山法華経寺（なかやまほけきょうじ）は、千葉県市川市中山に位置する日蓮宗の大本山であり、鎌倉時代の文応元年（1260年）に創建されました。

その正式名称は「正中山法華経寺」であり、山号の「正中山」は所在地名である中山の由来ともされています。

法華経寺の歴史は、日蓮大聖人が四度の大きな法難を経験された際、地元の領主であった太田木常忍公と乗明公が大聖人を迎え入れ、法華堂開き堂し、百日百座の説法を行ったことに始まります。

また、文永元年（1264年）の小松原法難の際、日蓮大聖人は鬼子母神の霊体験を深く感じ、その尊像を自ら刻開眼しました。行者守護神として、また天下泰平、万民快楽、所願成就、子育ての神様として全国の信者から篤く信仰されています。

中山法華経寺の建造物

出典：https://hokekyoji2101.wixsite.com/nakayama/blank-1?lightbox=dataItem-io26dwkz

境内には、国指定重要文化財である祖師堂、法華堂、四足門、五重塔などが並び、長い歴史を感じさせる荘厳な雰囲気を醸し出しています。

特に、約31メートルの高さを熱く感じる朱色の五重塔は圧巻で、訪れる人の目を引きます。

法華経寺では、年間を通じて様々な行事が行われています。新年には新春祈祷会や鬼子母神大祭が開催され、2月の節分会では各界の著名人が豆まきを行う姿が広く知られていますまた、4月の千部会（せんぶえ）、11月の御会式（おえしき）の期間中には骨董市が開催され、多くの参拝客で賑わいます。

さらに、毎年11月1日から2月10日までの百日間、全国から集まった僧侶による「大荒行」と呼ばれる寒中の厳しい修行が行われます。荒行入行会（だいあらぎょうにゅうぎょうえ）」、2月10日の「大荒行成満会（だいあらぎょうじょうまんえ）」です。

中山法華経寺へのアクセス方法

アクセスは、JR総武線「下総中山駅」から徒歩約10分、または京成本線「京成中山駅」から徒歩約5分と、交通の便も良好です。

参道には飲食店や土産物店が立ち並ぶ、訪問とともに散策もできます。

電車でアクセスする場合

・JR「東京駅」～「市川駅」～「下総中山駅」より徒歩10分
・京成線「上野駅」～「青砥駅」～「京成中山駅」　より徒歩5分

車でアクセスする場合

京葉道路「原木IC」または「市川IC」より約15分

駐車場
参道付近に有料パーキング多数あり

中山法華経寺周辺のおすすめグルメ

初詣に来たら欠かせないのが、いつもと一味違った気分で楽しむ食事。参道付近、お寺付近のおすすめグルメを紹介します。

額堂（中山法華経寺　境内）

出典：https://www7b.biglobe.ne.jp/~gakudo/index.html

境内に入ってから突当りにある五重塔の手前２件目にある昭和１３年築のレトロなお店。昭和時代に帰ったような雰囲気で軽食が楽しめます。

鮨処 岡嶋（中山法華経寺　境内）

130年もの歴史があった田中家跡地に、2024年新しくオープンした「鮨処 岡嶋」。新鮮なにぎりやちらしのランチメニューが楽しめ様々な世代の方でにぎわうお店です。

トムズ（中山法華経寺　参道沿い）

法華経寺の参道沿いにひっそりとある喫茶店。店内には昭和のレトロ感がたっぷりでどこか落ち着く雰囲気。香り高い本格コーヒーが楽しめます。法華経寺にきたら是非休憩スポットとしてもおすすめです。

住所：千葉県市川市中山2-4-25（Googleマップで見る）
ＴＥＬ：047-334-0071
営業時間：11：00～16：00、17：00～22：00

中山法華経寺　まとめ

2025年も、中山法華経寺は多くの参拝者を迎え、伝統行事や祈祷が執り行われることになります。 歴史と文化が息づくこの寺院を訪れ、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

中山法華経寺の関連記事

【市川市】世界三大荒行の地・中山の法華経寺は凄いお寺だった！【神社仏閣】