県立九十九里自然公園内にある「房総の十和田湖」雄蛇ケ池

出典：雄蛇ヶ池／千葉県公式観光情報サイト－まるごとe! ちば－ (maruchiba.jp)

雄蛇ヶ池は、慶長9年（1604年）時の代官・島田伊伯が水下10ヶ村を干害から救うため作った一大用水池で、歴史・伝説を残している池です。

周辺約4.5km、面積25haの湖岸線が複雑に入り込んだ池となっており、形が十和田湖に似ているので「房総の十和田湖」とも呼ばれている雄蛇ヶ池。
また、池には手こぎのボートが約60隻あり自然の中で釣りを楽しむ人々には人気の場所として知られています。
1970年代ころから、リリーパッドと呼ばれる水草の多くある環境で、バス釣りの名所となりました。そのほか、ブルーギル、鯉、ソウギョ、ヘラブナ、モクズガニ等の生息が確認されています。眺望を満喫しながら美しい池での魚釣りは人々の憩いの空間となっています。

また、桜の名所としても知られており、手軽なハイキングコースとしても有名です。

雄蛇ケ池へのアクセス方法

出典：千葉県東金市【公式アカウント】(@togane_city) • Instagram写真と動画

交通で最も便利なのは車利用です。池そばに専用の駐車場もありますので安心です。
バスで行きたい方は、最寄りのバス停「雄蛇湖入口」まで行き、徒歩５分程度で雄蛇ケ池に到着しますので参考にして下さい。また、JR東金線利用の場合、１時間当たりの電車の本数は１～２本なので注意が必要です。下記では「東金駅」での方法をまとめています。
池までの実際の最寄り駅はJR東金線「福俵駅」ですが、無人駅でタクシーの利用も難しく徒歩で約30分ほどですので電車利用の際は、東金駅下車での利用をおすすめします。

電車でアクセスする場合

＜東京方面から＞JR京葉線「東京駅」～「蘇我駅」経由～JR東金線「東金駅」　バス「東金駅入口」～「雄蛇湖入口」　約100分
＜千葉方面から＞JR外房線「千葉駅」～「東金駅」　約55分

車でアクセスする場合

＜東京方面から＞京葉道路「千葉東」JCT経由～千葉東金道路「東金」IC下車　約90分
＜千葉方面から＞東関東自動車道館山線「千葉東」JCT経由～千葉東金道路「東金」IC下車　約60分

高速バスでアクセスする場合

＜東京方面から＞JR東京駅より　ちばフラワーバス・シーサイドライナー「雄蛇湖入口」　約60分
＜千葉方面から＞JR千葉駅より　ちばフラワーバス・特急フラワーライナー「雄蛇湖入口」　約30分

雄蛇ケ池の見どころやスポット

池には、山武杉・草花の宝庫で野鳥も多く生息しています。季節や目的によって楽しみ方が様々です。雄蛇ケ池の見どころなど、是非参考にしてみて下さい。

雄蛇ケ池の桜

出典：千葉県東金市【公式アカウント】(@togane_city) • Instagram写真と動画

実は「桜の都東金」として有名な東金。雄蛇ケ池に限らず、東金市のいたるところに桜の名所があり、春には盛大に東金桜まつりが開催されています。

雄蛇ケ池のボート

出典：千葉県東金市【公式アカウント】(@togane_city) • Instagram写真と動画

雄蛇ケ池に欠かせないのが貸しボート。『ツカモト舟宿』では釣り人には欠かせないボートレンタルを行っています。手漕ぎボートは60隻と、繁忙期でも困らない数です。釣り以外でも是非散策利用してみましょう。

雄蛇ケ池の駐車場・ハイキングコース

貯水池として知られている雄蛇ケ池では周辺約4.5kmとなっており、自然の中を散策しながらハイキングが楽しめます。池周りに東屋（あずまや）が4カ所あり、ハイキングの休憩場所として使用できます。管理事務所横の駐車場にハイキングコース看板がありますので、散策の参考にしてみましょう。

雄蛇ケ池の水神社

出典：千葉県東金市【公式アカウント】(@togane_city) • Instagram写真と動画

用水池として作られた雄蛇ケ池では、水の神様が祀られています。

雄蛇ケ池の周辺スポット

いのいちご園

出典：いのいちご園(@ino_ichigostagram) • Instagram写真と動画

東金街道すぐそばのいのいちご園。新品種開発に力を入れ、東京ディズニーランドにも納品しているそうです。
栽培品種は栃乙女、章姫などを作っています。季節が限られますが、是非寄ってみてはいかがでしょうか。

赤人塚

出典：東金市と万葉歌人 | 東金観光うきうき情報 (toganekanko.jp)

「赤人塚」として知られる墓が、雄蛇ケ池に近い田んぼの真ん中に存在しています。この塚は万葉歌人である山辺赤人のものと伝えられており、赤人は「新古今和歌集」の編纂に藤原定家とともに携わった飛鳥井雅経の子孫である飛鳥井家の古文書『古今抄』によると、上総国山辺郡の出身者とされています。この説は昔から広く信じられており、また、一部の研究者は有名な歌「田子の浦ゆ　打ち出でてみれば　真白にぞ…」が、内房の勝山港（旧鋸南町）の田子の浦から見た富士山を詠んだものであると主張しています。

赤人像は市の指定文化財として認定されており、作者は不明です。この像は桧の一木から彫られ、法光寺が所蔵していますが、一般の人々には公開されていません。制作年代は文化年間（1804年から1818年）頃と推定されています。

まとめ

出典：千葉県東金市【公式アカウント】(@togane_city) • Instagram写真と動画

いかがでしたでしょうか。雄蛇ケ池は釣りだけでなく、自然散策もたのしむことができ、年中を通して人が訪れています。目的に合わせ季節を選び、おでかけしてみるのも良さそうですね。

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