千葉県は海のイメージが強い方も多いですが、実は、美しい紅葉景色が見られるスポットがたくさんあるのです。
千葉県内の紅葉を心ゆくまで楽しむために、ベストな見頃時期、穴場な紅葉スポット、楽しさが倍増する過ごし方などをご紹介します。
赤や黄色に染まる木々の風景と共に、大切な人との思い出が色濃く残る秋をお過ごしください。
千葉の紅葉時期はいつ頃?
- 色づき始めの時期:11月中旬頃〜
- 紅葉の見頃、ピーク時期:11月中旬〜12月上旬
千葉県内の木々が徐々に色づき始める紅葉の始まりは、11月中旬ごろからです。
紅葉が見頃を迎える時期は、場所により異なりますが、11月中旬〜12月上旬の間にピークを迎えることが多いとされています。
北日本や山岳地方など早めに寒さが訪れる地域では、9月・10月の段階から紅葉が始まりますが、千葉県の場合10月の時点ではまだ時期尚早といえます。
葉が色づき始めるのは、気温が8度以下になった時。
結構低い気温にならないと紅葉が始まらないのですね。
さらに色づきが進むためには、気温が5度以下になる必要があるのだそう。
日本列島の中で比較的南の方に位置している千葉県は、気温が下がってくる時期が遅いため、紅葉が見頃を迎えるのもゆっくりなのですね。
【千葉】定番紅葉スポット人気ランキング5選
千葉県で紅葉を楽しむなら、どこがおすすめなんだろう?
紅葉を思う存分満喫するためにまず知っておきたいのが、定番の紅葉スポット。
紅葉を見るならここでしょ!と太鼓判を押されるてっぱんスポットの中から、地元民御用達の人気スポットを5つご紹介いたします。
1位:養老渓谷
千葉県の紅葉スポットとして名実ともに名高いのが、養老渓谷。
- ハイキングと紅葉の両方を楽しめる
- 山・滝・川とバラエティに富んだ紅葉景色を見られる
- ライトアップされた紅葉も見れる
養老川の上流に位置する養老渓谷は、千葉県の中でも山深い自然豊かな場所。
市原市朝生原から大多喜町粟又まで約7キロに渡り広がっています。
元々ハイキングメッカとしても知られる養老渓谷は、木々が色づく紅葉シーズンになると、ハイキングと紅葉の両方を楽しみに多くの人が訪れます。
モミジやカエデ、ウルシやハゼなど、さまざまな種類の樹木が茂り、紅葉時期はとても鮮やかな景色に。
11月下旬〜12月上旬の夕方17時頃〜20時頃は、紅葉のライトアップも行われ、昼間とは違った幻想的な紅葉景色を楽しむことができます。
山の紅葉、滝の紅葉、川の紅葉とさまざまな紅葉景色を楽しめるのも人気の秘密。千葉県の紅葉巡りデビューにもおすすめの場所です。
住所:千葉県市原市朝生原〜夷隅郡大多喜町(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>
(中瀬遊歩道)小湊鉄道「養老渓谷駅」から徒歩30分
(粟又の滝)小湊鉄道「養老渓谷駅」からバスで約20分または徒歩120分 / 小湊鉄道・いすみ鉄道「上総中野駅」からバスで約20分
<車>圏央道市原鶴舞ICから国道297号、県道168号、県道81号線経由で約40分
駐車場あり:普通車500円/1回 周辺駐車場700台分を利用
2位:亀山湖
君津市にある亀山湖も千葉県の紅葉スポットとして人気の高い場所。
- 湖上から見る紅葉は圧巻の景色
- 複数の橋の上から紅葉×湖の風景を楽しめる
- ハイキングと紅葉の両方を楽しめる
亀山湖をぐるりと囲むようにある自然公園は、紅葉狩りを楽しむのに最適な場所。
亀山湖の湖上から見る紅葉景色はもちろんのこと、湖にいくつもかかる橋からの紅葉も見逃せない景色です。
モミジの赤、イチョウの黄色と、カラフルに色づく木々に、赤い欄干の橋や鳥居が加わり、日本はなんて色彩豊かな国なんだと実感せずにはいられない風景が広がります。
千葉県の中の山岳地域にありますが、亀山湖のすぐ近くには久留里線の上総亀山駅があり、アクセスにも不便がありません。
紅葉の時期になると、亀山オータムフェスティバルも開催され、より賑やかな雰囲気に。
亀山湖周辺は、公園やキャンプ場などの施設も点在しているため、アウトドアを楽しみながら紅葉狩りをすることもできます。
住所:千葉県君津市川俣旧川俣8(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR久留里線「上総亀山駅」から徒歩10分
<車>首都圏中央連絡自動車道「木更津東IC」から国道465号を経由し約30分
駐車場あり:亀山観光案内所やすらぎ館に20台程度(無料)
3位:成田山新勝寺
千葉県の紅葉スポットとして古くから愛されているのが、成田山新勝寺周辺。
- 広大な敷地で多様な木々の紅葉を楽しめる
- 紅葉狩りと一緒に周辺の観光も楽しめる
- くつろぐ人が多くゆったりとした時の流れを味わえる
成田山新勝寺境内は約16万5000平方ととても敷地が広く、成田山公園としても親しまれている場所です。
広大な敷地には、さまざまな樹木が生い茂り、紅葉を迎える時期になると圧巻の紅葉景色に。
特に美しいと定評があるのが、モミジやイチョウ、クヌギなど約250本もの木々の紅葉。
その色彩美を楽しみに、毎年多くの人が成田山公園の散策に訪れます。
成田山新勝寺を中心とした公園内にある、成田山書道美術館や文殊・竜樹・竜智と呼ばれる3つの池、雄飛の滝といった場所は、美しい紅葉景色が撮影できるスポットとして定評があります。
のんびりくつろいで過ごす方が多く、ゆったりとした時の流れを感じることができる場所でもあります。
住所:千葉県成田市成田1他(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR「成田駅」または京成電鉄「京成成田駅」から徒歩15分
<車>東関東自動車道「成田IC」から約15分
駐車場なし:近隣の民間駐車場に駐車
4位:本土寺
寺院×紅葉といった和の風景を味わえる本土寺も人気の高い場所の1つです。
- 寺院×紅葉の日本らしい風景を楽しめる
- 3種1500本のもみじを鑑賞できる
- 紅葉のライトアップも楽しめる
千葉県松戸市にある本土寺は、アクセスが良く気軽に紅葉を見に行ける場所として地元民からも愛されている場所です。
境内には、約1500本ものモミジが植えられ、真っ赤に染まる風景は圧巻の一言。
仁王門をくぐると目の前に広がるのは、ヤマモミジ、オオサカズキ、秋山紅といった3種1500本のモミジ回廊。
赤い葉のトンネルを進むと見えてくる五重塔や本堂周辺は素晴らしく、思わずカメラのシャッターを切りたくなってしまうはずです。
参道に散り積もる紅葉の絨毯も美しく、いつまでもここにいたいと思ってしまうほど静かな癒しの空間が広がります。
ふと紅葉が見たくなった時カメラを片手にフラッと訪れるのに相応しい紅葉スポットです。
住所:千葉県松戸市平賀63(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR「北小金駅」から徒歩10分
<車>国道6号線経由、松戸市立殿平賀小近く
駐車場あり:専用無料駐車場の台数は少数、近隣の民間駐車場に駐車を推奨
5位:清水公園
アスレチックやポニー牧場などがあり、子ども達にも人気の高い清水公園も、紅葉が美しい場所の1つ。
- 親子で楽しめる紅葉スポット
- 紅葉鑑賞と同時にさまざまなアクティビティも楽しめる
- 1日を通して過ごせる場所
千葉県野田市にある清水公園は、アスレチックや牧場など子ども達が遊べる場所として知られていますが、紅葉スポットとしても定評のある場所です。
清水公園の木々が色づきはじめるのは11月上旬頃、見頃を迎えるのは11月下旬頃だと言われています。
清水公園の中でも、特におすすめの紅葉スポットと言われているのが、もみじ谷と金乗院周辺。
もみじ谷には約800本ものもみじが植えられ、真っ赤に染まる風景は美しいの一言です。
金乗院は公園の隣にある形になりますが、清水公園に遊びにきた人の散策スポットとしても人気のある場所です。
野田市最古と言われる寺院と色づく葉の風景が厳かでとても美しく、癒しの時間を過ごすことができます。
ただ紅葉風景を見ているだけだと、小さな子ども達は飽きてしまいますが、清水公園はアクティビティがいっぱい。
子ども達がアスレチックや動物とのふれあいで楽しんでいる間に、紅葉狩りをゆっくり堪能することができる貴重なスポットです。
住所:千葉県野田市清水906(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>東武アーバンパークライン「清水公園駅」から徒歩10分
<車>常磐自動車道「流山IC」から約23分
駐車場あり: 200円/60分・最大800円(1200台)
【千葉】紅葉を独り占め!穴場なスポット3選
紅葉を楽しみたいけれど、混んでる場所や人ごみは避けたいもの。
人が少ないけれど美しい紅葉が味わえる「穴場」なスポットがあれば、嬉しいですよね。
できればあまり知られたくない、穴場な紅葉スポットを3つご紹介します。
紅葉×神社仏閣で荘厳な雰囲気を堪能『小松寺』
千葉県にある穴場な紅葉スポットとしてご紹介する1つ目は、小松寺。
- 仁王門の朱色と紅葉の赤色
- カエデの大木が紅葉する様を見られる
- 海山の両方を味わえる立地
小松寺は南房総市の千倉にある寺院。
歴史のあるお寺の建物と紅葉の荘厳な雰囲気を味わえる貴重な場所です。
木々の色づきはじめは11月中旬頃、見頃のピークを迎えるのは例年にならうと11月下旬〜12月の上旬頃となっています。
小松寺の入り口にそびえる仁王門をくぐると、モミジやイチョウが鮮やかに色づき、壮観な景色が広がります。
小松寺の特徴の1つでもあるカエデの大木の紅葉は見ごたえたっぷり。
千葉の奥まった場所にひっそりとあり訪れる人も限られているため、人混みに悩まされることなくゆっくりと紅葉を鑑賞することができます。
千倉の海も近いので、紅葉狩りのあとに海景色を味わうなんてのも乙ですね。
住所:千葉県南房総市千倉町大貫1057(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR「千倉駅」からタクシーなど車利用で約8分
<車>富津館山道路「富浦IC」から約30分
駐車場あり:無料
秘境気分を味わえる『四方木不動滝』
ひっそりとした雰囲気で秘境気分も味わえる四方木不動滝(よもぎふどうたき)も穴場なスポットの1つ。
- 滝×紅葉の景色を見ることができる
- 秘境気分を味わえる
- 訪れる人が少ないので静かに紅葉を鑑賞できる
四方木不動滝は、鴨川市四方木地区の県道から脇に入る山道を進んだ先にあります。
人里離れた場所にあり、まさに秘境といった言葉がぴったりの場所。
元は一本の滝ですが水量が多い日は2つに分かれ、向かって右側が雄滝、左側を雌滝と呼んでいます。
この四方木不動滝の周辺の木々が紅葉する様が非常に素晴らしく、穴場な紅葉スポットとして、知る人のみに愛されている場所でもあります。
周辺の木々が色づき始めるのは11月の中旬頃、見頃を迎えるのは例年にならうと11月中旬〜12月上旬頃となっています。
ただし、県道から滝駐車場までの道はかなり狭くアクセスにやや不便があります。
運転に自信がなかったり、大きめな車しかない場合は、近隣にある四方木ふれあい館に駐車し、歩いていかれるのをおすすめします。
住所:千葉県鴨川市四方木地内(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR「安房天津駅」からバスに乗車「四方木停留所」を下車し徒歩15分
<車>館山自動車道「君津IC」から約60分、または「姉崎袖ヶ浦IC」から約60分
駐車場あり:無料(20台)
近くて楽しい意外な穴場『千葉公園』
千葉県の都心部にありアクセス抜群の千葉公園も、密かに穴場の紅葉スポットです。
おすすめポイント
- 駅を出てすぐ見られるアクセスの良さ
- 遊具広場、SL広場の紅葉は親子に大人気
- ボートに乗りながら紅葉を楽しめる
千葉駅からわずか10分という都心部にある千葉公園。
千葉のセントラルパークとも呼ばれるこの公園も、知る人ぞ知る紅葉スポットなのです。
広大な敷地内には、遊具に広場、SLに池と、子ども達が夢中になって過ごせる場所もたくさん。
静かに紅葉を鑑賞するだけではすぐに飽きてしまう子ども達も満足すること間違いなしのおすすめスポットです。
千葉公園内の木々が色づき始めるのは10月中旬〜下旬頃。
南房総地域にある紅葉より一足早く、園内のケヤキやサクラの木の紅葉が始まります。
11月上旬から中旬にはモミジやカエデの木の紅葉も進み、見頃のピークに。
冬の足音が聞こえ始める12月上旬には、秋を名残惜しむかのようにボタン園にある大イチョウが紅葉し、晩秋を彩ります。
わんぱく盛りの子ども達がいるけれど、紅葉もゆっくり楽しみたい!
千葉公園は、子育てに奮闘するパパママの願いを叶えてくれる貴重な紅葉スポットなのです。
住所:千葉県千葉市中央区弁天3-1-1(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>千葉都市モノレール「千葉公園駅前』から徒歩0分、またはJR「千葉駅」から徒歩約10分
<車>京葉道路「穴川IC」より国道126号線を千葉方面に約4キロ
駐車場あり:無料(50台)
【千葉】紅葉を愛車と一緒に楽しむ
鮮やかに色づく木々を車窓から眺めつつ道路をひた走る時間は、車好き、ドライブ好きにはたまらない至福の時。
千葉県内にも、紅葉を鑑賞しながら愛車との時間を楽しめる、ドライブルートや撮影にもってこいのスポットがあります。
紅葉ドライブを楽しむなら『もみじロード』
志駒川沿いを併走するように走るもみじロードは、ドライブをしながら紅葉狩りができると話題のスポット。
- ドライブしながら紅葉を楽しめる貴重な場所
- 1000本のもみじ景色は圧巻
- 風の音、滝の音を聴きながら動く紅葉を楽しめる
志駒川沿いにある県道182号線は、通称「もみじロード」と呼ばれる紅葉スポット。
県内でも屈指のもみじ名勝地で、全長約10キロに渡り1000本以上ものもみじが生い茂り、ドライブしながら紅葉を楽しめると人気の高い場所です。
もみじロードの魅力は、美しいもみじの紅葉を見られるだけに留まりません。
車を進めるたび次々に変わる紅葉景色、志駒川のせせらぎの音、風に揺れこすれる葉のざわめき、緑と土のにおい、五感をこれでもかと刺激され、忘れかけていた自分の感覚を取り戻すことができる貴重な場所でもあるのです。
もみじロードは全体的に道幅が広く、カーブも緩やか。
ゆったりとした気分で山道ドライブを楽しめる道です。
このもみじロードを通って、また別の紅葉スポットにいくなんていう行程もいいですね。
紅葉が見頃を迎える時期は美しい風景を一目見ようと、通常より人の訪れが多くなります。
事故などに気をつけながら、もみじロードでの紅葉ドライブをぜひ楽しんでみてください。
住所:千葉県富津市志駒~山中(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>
JR「上総湊駅」から戸面原ダム行き日東バスで約25分「六野停留所」を下車し徒歩20分
JR「保田駅」から日東バス亀田病院行きで約15分「山中バス停」を下車し徒歩2分
<車>
館山自動車道「富津中央IC」から国道127号・465号へ、県道182号線を経由して約20分
富津館山道路「鋸南保田IC」から県道34号を鴨川方面へ約15分
駐車場あり:周辺の駐車場を利用(有料・無料共にあり)
紅葉×車を撮影するなら『生命の森リゾート』
紅葉×車の撮影にもってこいのスポットとしておすすめな場所は「生命の森リゾート」。
- 駐車場が広く車が止めやすい
- さまざまな紅葉風景×愛車の組み合わせで撮影できる
- 撮影したあとの観光にも事欠かない
紅葉ドライブを楽しむついでに、愛車と紅葉の記念撮影もしたい。
そんな願いを叶えてくれるのが、千葉県長生郡長柄町にある「生命の森リゾート」です。
観光スポットとしてはあまり知られていませんが、まるで軽井沢にでも来たかのような気分を味わえる場所でもあります。
生命の森リゾートは、駐車場も広く車を止めやすいのも魅力。
周囲の車を気にせずに、紅葉と車のコラボレーションを楽しむことができます。
紅葉×車の記念撮影におすすめなのが、生命の森リゾート内にある和食処「翠州亭 (すいすてい)」。
翠州亭は、映画「アウトレイジ」の撮影にも使われたロケ地としても知られていますが、和の風情漂う建物と紅葉の風景がとても美しく、映える写真を撮ることができます。
紅葉×車の記念撮影を終えたあとは、生命の森リゾートを観光するのもおすすめ。
せっかくなのでここでランチを取っていくのもいいですね。
美しい風景と共に車を写真に納めておくと、ドライブの良い記念にもなります。
時間が許すのであれば、紅葉巡りの立ち寄り地として愛車と共にぜひ足を伸ばしてみてください。
住所:千葉県長生郡長柄町上野521-4(Googleマップで見る)
アクセス:
<電車>JR外房線「誉田駅」南口から無料シャトルバスで約20分
<車>千葉外房有料道路「板倉IC」から約5分 / 圏央道「茂原長柄スマートIC」から約5分
駐車場あり:敷地内に複数箇所
もっと紅葉ドライブをしたいなら『千葉に近い茨城』へ
千葉で紅葉ドライブを楽しんだあとは、もう少し愛車を走らせて紅葉ドライブを楽しみたい。
そんな時におすすめなのが、千葉から近い茨城の紅葉スポット。
千葉からもすぐ行ける、茨城の紅葉スポットの内、特におすすめの場所を3つご紹介します。
- つくば山の紅葉(つくば市)
- 偕楽園の紅葉(水戸市)
- 国営ひたち海浜公園のみはらしの丘にあるコキアの紅葉(ひたちなか市)
茨城県南部にある筑波山も、紅葉が美しいと定評のある場所です。
筑波山山頂に登るまでのドライブルート沿いの紅葉はもちろんですが、山頂から見下ろす紅葉風景は思わず声をあげてしまうものがあります。
筑波山からさらに足を伸ばした先にあるのが、水戸の偕楽園。
偕楽園といえば梅で有名ですが、紅葉もまた素晴らしいものがあります。
約170本ものもみじやカエデが植えられ、赤や黄色、オレンジにと色とりどりに染まる風景は見もの。
まだ走る余力がある方は、さらにその先ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園のコキアの紅葉もおすすめです。
真っ赤に染まる大量のコキアは本当に綺麗。
いつまでも見ていたくなる風景がどこまでも広がっています。
紅葉が美しい場所は千葉県内に飽き足らず、たくさんあります。
今日は紅葉ドライブをめいいっぱい楽しむぞ!という日には、ご紹介したスポットもぜひ訪れてみてください。
【千葉】紅葉を祭りやイベントで味わう
紅葉シーズンになると、各地で紅葉祭りやイベントが開催されます。
お祭りやイベントに参加すると、いつもの紅葉狩りがもっと色濃い思い出として残るはず。
紅葉シーズンに千葉県内で行われるお祭りやイベントをご紹介します。
成田山公園紅葉まつり
成田山新勝寺境内では、紅葉が見頃を迎える11月中旬〜下旬の時期に、成田山公園紅葉まつりを開催します。
期間中の土日には演奏会も開催。
普段はあまり聴くことができない、お琴や尺八、二胡も音色を鑑賞することができます。
その他、お茶会や企画展示なども開催。
敷地内にある、茶室や成田山書道美術館で行われるので、紅葉散策のついでにぜひ足を運んでみてください。
紅葉まつりの時期は、周辺の飲食店や土産物屋さんも多くの人で賑わいます。
鮮やかで活気ある、いつもとは少し違った成田山新勝寺を味わえる格好の時期でもあります。
参考:成田市観光協会公式サイト FEEL成田
亀山オータムフェスティバル
君津市亀山湖周辺では、毎年紅葉シーズンになると、亀山オータムフェスティバルが開催されます。
紅葉狩りクルーズや山の幸物産展、フリーマーケットやバザー、亀山ダムの特別放流に地元高校生の演奏会やクラフト体験、和太鼓ショーなど、盛りだくさんの内容。
フリーマーケットやバザーでお買い物を楽しみながら、ふと紅葉を眺める。
物産展で購入した山の幸をその場で味わいながら、紅葉を眺める。
迫力ある和太鼓の音を体全体で聴きながら、紅葉を眺める。
亀山オータムフェスティバルでは、さまざまな紅葉狩りを楽しめます。
開催期間は例年ならうと11月上旬〜12月上旬頃、ちょうど亀山湖の紅葉が見頃を迎える時期ですね。
各催し物の詳細な日時は、君津市の公式サイトなどで発表されます。
参加の注意点を含め、事前に確認してから訪れるようにするとスムーズです。
参考:きみつの観光情報
【千葉】紅葉狩りがもっと楽しくなる8つのアイデア
赤や黄色に染まる木々を見ているだけでも楽しいけれど、ちょっとした工夫で紅葉狩りの時間はもっと楽しくなります。
例えば、以下のようなことを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
- きれいな落ち葉探し
- 紅葉をテーマにしたお菓子を一緒に楽しむ
- ピクニックやキャンプと共に楽しむ
- 写真撮影に凝ってみる
- 早朝や夕方など時間帯による表情変化を楽しむ
- 温泉に入りながら紅葉を鑑賞する
- 紅葉スポットを巡るバスツアーに参加してみる
- 紅葉×ライトアップを楽しめるスポットに行く
紅葉狩りを楽しむ際、ぜひ落ち葉にも目を向けてみてください。
赤や黄色に染まった葉っぱを持ち帰って、紅葉の写真と一緒にコラージュして貼り付けたり、しおりを作ってみたり、帰宅した後も紅葉を楽しむのに活用することができます。
また、紅葉狩りに行く際には、紅葉をテーマにしたお菓子などを一緒に持っていくと、楽しい気分がアップします。
ピクニックやキャンプを計画して、時間をかけてゆっくり紅葉を楽しむのもいいですね。
紅葉の写真撮影も、凝ってみると楽しさが倍増します。
いつもとはしないアングルで撮影してみたり、接写で撮影してみたりと、撮影の仕方に凝ってみると、紅葉狩りが2倍・3倍にも楽しめるはず。
紅葉を見に行く時間をあえてズラしてみるのもおすすめです。
特に朝霧のかかる早朝や周辺がオレンジに染まる夕暮れ時などは、日中には味わえない幻想的な風景を見ることができます。
時間がたっぷり取れる時は、紅葉スポット周辺の温泉に入りながら色づく木々を愛でるのもおすすめです。
宿泊すれば、帰宅の時間を気にすることなく、ライトアップされた紅葉を堪能することも可能ですね。
時には、バスツアーで紅葉巡りをするのもいいですよ。
自分で移動する手間や労力をかけず、ゆったりした気分でスポット巡りができますし、ガイドさんなど詳しい知識を持った方に、とっておきの楽しみ方を教えてもらうこともできたりと、紅葉を存分に満喫することができるかと思います。
毎年なんとなくしている紅葉狩りも、ちょっとした工夫やコツを取り入れることで、深く思い出に残る楽しい時間を過ごすことができます。
今年の秋はどんな風に過ごそうかと迷った時は、ぜひ参考にしてみてください。
千葉の紅葉をとことん味わい尽くそう
千葉県は全国と比較しても、晩秋の遅い時期まで紅葉を楽しめる地域。
渓谷や湖の紅葉、古くからある寺院や神社と紅葉のコラボーレーションなど、さまざまな紅葉景色を堪能することができます。
1日あれば、数カ所の紅葉スポット巡りも堪能できる交通の利便性も整っています。
今年の秋は、カメラ片手に、おやつ片手に、千葉県のあちらこちらの紅葉を楽しみにお出かけしてみませんか。
秋ってこんなに楽しかったんだ、日本って色彩豊かだななど、心がころころ動かされるのを感じるはずです。